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出雲 [日誌]

20120225

 2月の始めに島根県出雲市に蔵見学へと行ってきました。

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 往路は高速バスを利用し、中国道を西へと向かいます。
 岡山県北部の方ではかなり雪も深く、大山は雲に霞んでいました。


天穏


 大阪梅田からは5時間ほどで出雲市駅前に降り立ちました。タクシー利用してまずは板倉酒造さんへ足を運びます。「天穏」の銘柄でお酒を送り出しています。


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 当店では取り扱いはございませんが、とても良いお酒を造ってらっしゃいます。

 こちらは暖気操作中のきもと酒母です。 

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 現在杜氏を勤める岡田氏は出雲出身ということで、ちょっと吃驚です。年齢も30歳くらいと思われ、お酒造りの世界に当地の若い人が入っていくのはとても意外で、素晴らしいことだと思います。ただ、岡田さんも県外に出ている際に日本酒に目覚め、地元に帰ってきたそうです。片腕となる蔵人の楢見館さんも愛嬌があって、実直な人柄にも好感が持てます。北海道出身で格闘技好きらしいです。

 今年は寒い日が多くて醪を電球で暖めてあげる日も多いようです。冷え込むことそのものは、衛生面が大切なお酒造りには好都合ですが、酵母も生き物ですから適度というところが良いようですね。

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 引き込み中の麹室も拝見させていただきました。「突き破精」ないい麹でした。

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 最後に利き酒です。搾り立てですので、味わいはまだまだ固いですが、余韻の捌けが良い奇麗な酒質のお酒を醸していらっしゃいます。
 きもとの試みも順調なようで、今後が楽しみですね。

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 その後は再び出雲駅前に戻り、北側に伸びる商店街の中にある旭日酒造さんへ向かいました。


十旭日


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 裏の方からは風情のある建物が伺えたようですが、そちらから見ることが無かったので少し残念です。
 下の写真は絶賛フル稼働中の甑です。

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 精米機です。先ほどの板倉酒造さんと翌日に伺う酒持田本店さん、そしてこの日の旭日酒造さんではいずれも自社精米を行っています。商社から精米後のお米を買う方法もありますが、やはり自社精米の方が信頼が違います。

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 こちらはお酒を搾る槽です。

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 大吟もろみです。
 う〜ん、愛おしいです。元気をもらえます。

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 旭日酒造さんでも数年前からきもと造りの試みがなされています。山卸用に使う半切り桶です。

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 2階にある酒母室ではビニールカーテンによる仕切りがあり、きもと酒母が育成中です。

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 蔵の精は、まだ来ていないようですね。

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 顔の半分だけですが映り込むのが麹の説明をする蔵娘のエリさんです。写り込んでいるのは普通酒用の麹ですので、加工米を使用したややハゼ回りが多いものです。

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 こちらは秘密兵器の積み替え屋さんを勤める杜氏屋さんです。何とタイミング良く積み替え作業が見られました。

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 通常であれば造りの手順通りに蔵の案内は進みますが、蔵が街中にある旭日酒造さんでは、仕込の導線をかなり窮屈で複雑な状況のもとで営んでいます。変えたい部分は多岐に渡るようですが、増改築を重ねてきた建物のその物の複雑さもあって、どこから手を着けて良いのやらだそうです。それぞれの蔵に、それぞれの悩みがありますね。仕込に使う水は別の場所から汲んできたもを使用しています。
 最後に利き酒です。
 佐香錦純吟がいい感じに開いてきておりました。

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 こちらが出雲の次世代を担うお二方、寺田杜氏と岡田杜氏です。寺田さんは蔵の娘であるエリさんと結婚してこの世界に入り、お酒造りには全くの素人だったそうです。7年目の造りになるそうですが、地に足の着いた誠実なお人柄がにじみ出ております。今後も麹を担当する奥様との二人三脚で更なる飛躍が期待されます。こちらにも若い蔵人である久保さんがいて、お二人をしっかりと支えてくれているようです。

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 一日目は夜の宴会にて終了で、二日目へと続きます。

 旭日酒造さんのお酒の案内はこちらからになります。







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